4.7 旅行携行品の修理
スーツケースは消耗品と考えたほうが気が楽。特に、重量が重くなるとハンドリングの際に破損するケースが多い。この損傷に対して、航空会社や海外旅行傷害保険などの補償制度を利用して修理をすることが可能となるが、航空会社、共同運航便か否か、旅行傷害保険の内容などにより適用の範囲が異なる。
スーツケースの損傷と破損証明の取得
空港のハンドリングで損傷するケースが多い。特に重量が重いとその傾向は高い。また、稀に故意にスーツケースをこじ開けようとして失敗したことがこれまでにあった。損傷の内容は、フレームのゆがみ、キャスターの破損、陥没など様々であるが概ね修理が可能なようだ。
破損照明の取得/補償申告手続き
税関を出た後、航空会社の窓口があるターミナルごとに設けられている。そこで、スーツケースの破損状況を職員に確認してもらい、補償が可能な場合はその場で手続きをし、補償対象外であれば破損証明書を発行を取得しておく。
補償となる場合は、帰宅後、スーツケースを指定場所へ送付する。最近は、車輪が飛んだり、過度が凹んだ、割れた程度では対象とはならないので、旅行傷害保険で携行品をカバーしている場合、こちらで対応する。そのために破損照明が必要となる。
日系航空会社
以前はかなり手厚く補償していたが、最近は厳しい規定を設けている。基本的に共同運航便の場合、機体を提供している航空会社の規定に従うことになる。
エミレーツ航空と日本航空の共同運航便の場合
エミレーツ航空の規定に従う。エミレーツ航空は、この修理規定が厳しく、スーツケースの場合、ハンドルが損傷して初めて修理補償の対象となる。
航空会社の補償が得られず、旅行傷害でも対象外の場合
自己資金で修理することになる。
修理業者
修理業者には概ね下記の業者がリストされる。
修理手続き
自前で修理するのと航空会社持ち修理と2種類ある。自前の場合直接修理店へ連絡して修理をするが、旅行の際、空港でスーツケースを受け取った時に損傷が認められた場合、航空会社持ちの修理になり、入国審査が済んでから直接航空会社の窓口へ行き、手続きをする。通常、自宅から損傷したスーツケースを修理会社あて宅急便で送付するようになる。自宅へ帰ってから、損傷が認められた場合、利用した航空会社へ相談する。
カメラやレンズの修理
破損したことを証明する